2018年12月6日 18時27分
6日未明、高知県沖の太平洋上で、アメリカ軍岩国基地に所属する戦闘攻撃機と空中給油機が訓練中に接触し、海上に墜落しました。2機に乗っていた7人のうち、これまでに2人が救助されました。残る5人の行方は分かっておらず、自衛隊は夜を徹して捜索を続けることにしています。

6日午前1時40分ごろ、山口県岩国市にあるアメリカ軍岩国基地に所属するFA18戦闘攻撃機とKC130空中給油機が、高知県の室戸岬の南、およそ100キロの上空で接触し海上に墜落しました。

FA18には2人、KC130には5人の合わせて7人が乗っていましたが、このうちFA18に乗っていた1人が午前5時40分ごろ現場付近の海域で救助され、意識はあるということです。

また、午前10時45分ごろには海上保安庁の巡視船がもう1人を発見し、昼過ぎに海上自衛隊の艦艇が救助しましたが、詳しい容体は分かっていません。

この1人は、発見された際、航空機のシートに固定された状態だったということで、FA18から緊急脱出したとみられるということです。

一方、残る5人の行方は依然として分かっておらず、自衛隊は、夜を徹して捜索を続けることにしています。

2機は訓練中でしたが、空中給油の最中だったかどうかなど詳しい状況は分かっておらず、防衛省はアメリカ軍に問い合わせて確認を進めています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181206/k10011737271000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181206/K10011737271_1812061815_1812061827_01_02.jpg