五所川原市「内助の功」表彰廃止

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http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20181213/6080003323.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

五所川原市が設けていた、名誉市民や褒賞を受賞した人の配偶者による「内助の功」をたたえる表彰制度が、
「時代にそぐわない」などとして廃止されることが、13日の市議会で決まりました。

五所川原市議会は13日、本会議を開き、市側が提出していた
「内助功労章」を廃止する議案を全会一致で可決しました。
「内助功労章」は、名誉市民や市の褒賞などを受賞した人への「内助の功」をたたえるために、
配偶者を表彰する制度で、周辺の町や村と合併する前の旧五所川原市に
少なくとも昭和40年代にはあったということですが、設けられた時期やいきさつは詳しく分かっていません。

性別に決まりはありませんが、平成17年に誕生した今の五所川原市になったあとに
表彰の対象になった43人はすべて女性でした。
こうしたことから、市議会から
「男女の役割の固定化につながり時代にそぐわない」などという意見が出され、
市が全国の自治体を調べた結果、同じような制度を設けているところはほかに見つからなかったということです。
このため市では制度の廃止を決め、市議会に関連する条例改正案を提案していました。

五所川原市の佐々木孝昌市長は、
「古い慣習を長年踏襲してきてしまった。遅きに失した感じもあるが、改正することができてよかった」
と話していました。

「内助功労章」の廃止について、五所川原市の高齢の女性は、
「誰もがもらえるものではないし、女性の支えは大きいと思うので、廃止されるのは寂しい」
と話していました。
一方、幼い子どもを連れた若い女性は、
「そのような表彰があることを知らなかった。夫婦で支え合っていくことが大事なので、
章自体はあってもなくても、どちらでもいいと思う」と話していました。

12/13 17:01