沖縄の米軍基地内の従業員に向かい、たった一人で「基地反対」を訴え続ける女性がいる。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、政府は14日にも沿岸部への土砂投入を始める。「どうしても土砂投入を止めたいんです」。静かに力を込める。

 10日午後、沖縄本島北部の東村高江にある米軍北部訓練場のゲート前。冷たい雨の中、傘も差さず、仲村之菊(みどり)さん(39)は拡声機で基地内の従業員に語りかけた。「いよいよ土砂が投入されようとしている。悔しい思いでいっぱいです」

 東京の右翼団体「花瑛塾」の副長。隊帽をかぶり、白手袋に編み上げ靴姿で、「米国の正義を疑え!!」と書かれた上着をまとう。

 東京・浅草出身。母親になって…残り:982文字/全文:1283文字

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2018年12月13日21時03分
朝日新聞デジタル
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