【パリ共同】フランスでマクロン政権に抗議する黄色いベスト運動の全国一斉デモが15日、5週連続で行われた。政府はデモの停止を訴える一方、パリでは前週8日同様、約8千人の警官や憲兵を動員、装甲車も配備して警戒に当たった。

政権は5日に運動の発端となった来年の燃料税引き上げを見送った上、マクロン大統領が10日、最低賃金引き上げなどの家計支援策を発表して譲歩。しかし対応が「不十分」と見なす運動参加者がさらに減税などを求め、デモを継続した。

過激派や若者らがデモに乗じて店舗の破壊や略奪を行い、経済への悪影響が深刻化する中、一部で「休戦」を訴えた運動参加者もいる。

共同通信
https://this.kiji.is/446591338859922529?c=39550187727945729