名古屋市で最初に映画館が出来た街、大須にかつてのぎわいを取り戻そうと、30年ぶりに映画館が復活することなり、予定地では昔の映画ポスターの展示などプレイベントが開かれています。
大須には、名古屋市内で初めての映画館が明治41年に誕生し、昭和19年頃には23の映画館がありましたが、平成元年に姿を消しました。

NPO法人が、映画館「大須シネマ」の整備を進めていて、30年ぶりの映画館の復活をアピールしようとプレイベントを開いています。
15日はNPO法人の代表などが42席のミニシアターを来年3月21日にオープンさせ、名画や旧作、アニメなどを時間帯によって上映することなどを、集まった映画ファンなどに説明しました。

会場では、黒澤明監督の「七人の侍」など昭和の映画ポスターの展示や映画のパンフレットの展示販売などが行われています。
名古屋市の30歳の女性は、「大須に映画館があったことを知りませんでした。昔の映画は見たことがないので上映されるのが楽しみです」と話していました。

NPO法人「大須シネマ」の代表、中川健次郎さんは、「年代別で上映内容と時間を決める。いろいろな世代の人が気軽に集まれるような憩いの場にしていきたい」と話していました。
プレイベントは12月24日まで開かれます。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20181215/0002361.html
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