夜の政治
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181217/k10011749391000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002

来年度予算案 きょうとあす 閣僚折衝
2018年12月17日 4時30分

来年度予算案の決定に向けて、政府は17日と18日の2日間、麻生副総理兼財務大臣と各大臣による閣僚折衝を行い、消費税率の引き上げに伴う一連の景気対策などをめぐって、最終的な調整を行うことにしています。

今回の折衝では、来年10月の消費税率の引き上げに伴う、一連の景気対策などをめぐって最終的な調整が行われる見通しです。

このうち、世耕経済産業大臣とは、中小の店舗でクレジットカードなどキャッシュレスで買い物すると購入額に応じてポイントを還元する制度で、国が補助する額などをめぐり協議します。

石井国土交通大臣とは、新築やリフォームの際に、省エネ性能や耐震性などが優れた住宅にすると、さまざまな商品などに交換できるポイントを付与する「次世代住宅ポイント制度」の予算規模をめぐって協議を行う予定です。

根本厚生労働大臣とは、医療機関に支払われる「診療報酬」のうち、薬の価格などの「薬価」部分について、市場で取り引きされている薬の価格が、国が定める価格を下回ったことから、引き下げる方向で調整を行う見通しです。

政府は来年度予算案を、一般会計の総額で初めて100兆円の大台を超える101兆円台とする方向で調整を進めていて、閣僚折衝の結果を踏まえ、今月21日に閣議決定することにしています。