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日ロ平和条約交渉 来月14日にもモスクワで最終調整
2018年12月22日 7時54分北方領土

北方領土問題を含むロシアとの平和条約交渉で、交渉責任者を務める河野外務大臣は来月14日にも、モスクワでラブロフ外相との初めての交渉を行うことで最終調整に入りました。


北方領土問題を含むロシアとの平和条約交渉をめぐり、安倍総理大臣とプーチン大統領は、先月の首脳会談で「平和条約を締結したあと歯舞群島と色丹島を引き渡す」とした1956年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速することで合意し、今月の首脳会談では、河野外務大臣とラブロフ外相を交渉責任者とすることを確認しました。

これを受けて、日ロ両政府は河野大臣とラブロフ外相の会談の日程について、来年1月14日にもモスクワで初めての交渉を行うことで最終調整に入りました。

会談には総理特別代表を務める森外務審議官と大統領特別代表のモルグロフ外務次官も同席し、外相会談とは別に2人による交渉も行われる方向で調整が進められています。

安倍総理大臣は来月下旬にスイスで開かれるダボス会議を前に、ロシアを訪問して、プーチン大統領と会談する予定で、平和条約の条文作成作業の開始に向けて進展を図りたい考えです。