通学路に捜査用カメラ 全国で配備へ
2018年12月23日 4時58分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181223/k10011757401000.html

登下校中の子どもを狙った犯罪があとを絶たないことから、警察庁は通学路で不審者のつきまといなど前兆とみられる事案が起きた際、いち早く捜査を進めるため、取り付け式の捜査用カメラを全国の警察に配備することになりました。
警察庁によりますと、13歳未満の子どもが登下校中に通学路などで犯罪に巻き込まれたケースは去年、全国で644件に上り、ことしも新潟市で下校途中の7歳の女の子が殺害されるなど事件があとを絶ちません。これらの事件では不審者のつきまといや、声かけなどの前兆とみられる事案が起きていることがあるということです。

このため警察庁は、こうした事案の捜査をいち早く進めて、人物の特定や検挙をすることで犯罪の未然防止につなげるため、取り付け式の捜査用カメラを全国の警察に配備することになりました。

カメラは住民などから不審者の情報が寄せられた際、土地や建物の所有者から許可を得たうえで現場に設置し、記録した映像は捜査に活用するということです。

全国の警察は学校や地域との情報共有もさらに進め、子どもを犯罪から守る対策を強化していくことにしています。