広島大は21日、同大学大学院国際協力研究科の50歳代の男性教授が部下の准教授らに
パワーハラスメントを繰り返したとして、休職6か月の懲戒処分にしたと発表した。

 広島大によると、教授は2012年4月頃から男性准教授を日常的に叱責し、13年6月に「馬鹿者」、
15年12月には「君の存在は『無』です」などのメールを送ったほか、
権限がないのに「訓告処分通知書」を作って手渡した。契約事務職員の女性にも
「准教授は本来ならば懲戒免職」と発言して雇用継続への不安を抱かせ、不安神経症にさせた。

 教授は読売新聞の取材に
「業務上の指導で、パワハラの事実はない。不当な処分について司法の判断を仰ぎたい」とし、
提訴を検討する意向を示した。

YOMIURI ONLINE 2018年12月23日 09時32分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181223-OYT1T50014.html