APUが証明書の性別削除へ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20181230/5070002723.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

大分県別府市にあるAPU=立命館アジア太平洋大学は、性的マイノリティーの人たちが学びやすい
環境をつくろうと、1月から大学が発行するすべての証明書類で性別の記載をやめることにしました。

大分県別府市にあるAPU=立命館アジア太平洋大学では、性同一性障害や同性愛の人など
性的マイノリティーの人たちも学びやすい環境をつくろうと、3年前から職員の部会を設け、
対応策を検討しています。

このなかで学生の当事者などから意見を聞いたところ
「大学が出す証明書類で性を分けていることに違和感を感じる」との声が寄せられ、
大学側では取り扱いについて検討を行っていました。

その結果、成績証明書や卒業証明書といった大学が発行する9種類の証明書のうち、
性別を記載する欄が残っていた健康診断証明書について
「性別欄がなくても本来の目的は果たされる」として、1月発行する分から記載をやめることにしました。
これでAPUが発行するすべての証明書類から、性別の記載がなくなるということです。

大学では、このほかの学内で使用する文書についても、性別の記載が必要かどうか検討を続けることにしており、
「性的マイノリティーの学生たちの心理的な苦痛を取り除き、存分に学業に励める環境を整えていきたい」
としています。

12/30 10:10