2019年は「猪年」、でも日本だけはブタではなく「イノシシ年」だった!―台湾メディア

31日、参考消息は、2019年のえとについて日本だけがほかのアジア圏の国・地域と違って「イノシシ年」であるとする、台湾メディアの報道を伝えた。写真は日本の正月。

2018年12月31日、参考消息は、2019年のえとについて日本だけがほかのアジア圏の国・地域と違って「イノシシ年」であるとする、台湾メディアの報道を伝えた。

記事は、台湾・聯合新聞網の29日付報道を引用。日本郵便が発行した恒例の年賀はがきに描かれている2019年のえとがイノシシであることを紹介し、日本では他のアジアの国・地域とは異なり、ブタではなくイノシシがえとの一つになっているとした。

「猪」は日本語ではイノシシだが、中国語ではブタを意味する。中国でイノシシは「野猪」「山猪」だ。記事は日本だけが「イノシシ年」であることについて「どうしてイノシシになったか、定説はない。最もよく聞かれる説は、日本では家畜のブタを飼う習慣がなく、野生のイノシシを狩ってタンパク源にしていたから、というものだ」と説明している。

また、当時の日本人にとってイノシシ肉が万病を治す、無病息災の象徴だったとも紹介。一方、日本語で表記した場合、中国や韓国の2019年のえとは「ブタ年」であり、日本人からしてみれば「ブタ年」であることに驚きを覚えるのだとした。

記事によれば、十二支が微妙に国・地域で微妙に異なるケースは他にもあり、ベトナムなどでは「ウサギ年」ではなく「ネコ年」なのだという。(翻訳・編集/川尻)
https://news.nifty.com/article/world/china/12181-675922/