●週刊文春 2017年11月23日号 

殺された被害者の藤間仁美さん(26歳)は熱烈なおそ松さんのファン
「おそ松さんのグッズだけは守りたい」
愛用していたおそ松さんグッズで身元判明  


■白石は遺体損壊をスマホで撮影していた
浴室にぐったり横たわる血の気を失った遺体。
その遺体に手をかけ、解体していく一部始終を収めた画像ー。
逮捕直前まで男の手に握られていたスマートフォンには
夥(おびただ)しい数の画像が保存されていた


■白石の友人が語る
彼は「ひぐらしのなく頃に」「亜人」「スクールデイズ」といったアニメが好きでした
特にスクールデイズの最終回はグロテスクな描写が多く、
殺した相手の頭部を持ち歩くシーンもあります。
今思い返してみれば、当時からそういうことに興味があったのかもしれません。


■埼玉県春日部市にすむ藤間仁美さん 26歳
彼女は将来は漫画家になるのが夢だったといい、
アニメおそ松さんのファンでした
グッズがたくさんあるから見に来ない?って
自宅に誘ってきました。
実際、一階の部屋はおそ松さんのグッズで埋め尽くされており
バッグもスマホのカバーもおそ松さん一色でしたね。

■彼女はAさんと別れると
疲れた もし一緒に死んでもいいよ〜って人いたら・・・
本気で死にたいです もう辛い
彼女がそんな投稿をしていることは知りませんでした
翌24日の未明にあった時は、二人でおそ松さんカフェに行く計画を立てて
実際、彼女は10月15日の2人分のチケットを予約してくれていたんです


■彼女は常々、「おそ松さんグッズだけは守りたい」と言っていました
「引越し先が決まるまでうちに送っていいから」と約束していたのに


■皮肉なことに藤間さんの身元確認の一助となったのは愛してやまない
おそ松さんグッズだった
藤間さんが失踪後、行方不明届を出した家族はマンガの変わったポシェットを
持っていると埼玉県警に説明していました
実際、白石容疑者が住むアパートの部屋からは
おそ松さんのポシェットが発見されており
被害者の一人に藤間さんの存在が浮上
両親のDNA鑑定で身元確認に至ったのです