JR福井駅から北へ向かって歩くと、5分ほどで大きな堀と立派な石垣が姿を現わす。初めて訪れた人も、この町が越前福井藩の城下町だったことに気付く。石垣の上には、かつて藩主松平家の居城がそびえていたはずだ。

現在、福井城址にそびえている近代的なビルは、なんと県庁である。そして県警本部と議事堂が隣接している。堀と石垣に囲まれた福井県の中枢部は、まるで難攻不落な要塞のよう、といまツイッターなど話題になっている。

■「何か秘密兵器が隠されているはず...」

ツイッターで話題となったのは、2019年1月3日に投稿された、こんなツイートがきっかけだった。

 「日本で一番強固な県庁である福井県庁。防御力では間違いなく日本一だろう。」

投稿に添えられているのは、福井城址を上から捉えた航空写真や地図。県庁や県警本部などが入るビルが、石垣やお堀、そして木々に守られている様子がうかがえる。確かに難攻不落感がある。

このツイートには1万を超える「いいね」が付けられ、今も拡散している。ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。

 「福井県庁って城のあとに出来てるからめっちゃ強いのか」
 「この間この近くを通って目を疑った。カーナビに県庁って出ているのが間違いだと思った。」
 「ゾンビの発生で生き残るための場所みたいな感じある。」
 「日本全土がゾンビによって壊滅的状況に置かれた時、唯一機能を維持していた福井県庁が政府の生き残りや問題解決の鍵を握る科学者たちを収容して事実上日本の中心部となり、戦力再編の要になるとかいうお話読みたい。」

「ゾンビの発生で生き残るための場所みたいな感じある」などといった感想もあり、ゾンビが登場する近未来に、福井県庁が砦となって奮闘するSFを妄想する人も......。

 「福井県庁かっこいい」
 「技術力の進んだ今、福井県庁には色々な秘密兵器が隠されているはずです。きっと水攻めも想定して対策しているのではないかと思います。きっと…」
 「福井県庁って守り硬すぎない? 何に備えてるんだよ・・・」

「福井県庁には色々な秘密兵器が隠されているはずです」「福井県庁って守り硬すぎない?」などと、想像をたくましくする人も多い。

福井城は、1601年、徳川家康の次男・結城秀康が築城を始め、約6年で完成した。1604年、秀康は松平氏を名乗ることを許され、徳川家の支流・御家門の一つとして、幕末まで続く。第16代藩主は、名君と謳われた松平春嶽、激動の時代に大きな役割を担った。

天守台のそばには、「福の井」という井戸が残っており、「福井」の由来となったという説がある。また、この井戸には城外へ通じる抜け道があるとの言い伝えもあり、過去に調査されたこともあるそうだ。

全国には他にも、お城の跡地に建てられた県庁や市庁舎はあると思うが、ここまで難攻不落な所はなかなかないだろう。もし「我が町こそ」というところがあれば、投稿をどうぞ。

2019年1月8日 6時0分 Jタウンネット
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