2019年1月12日 6:45

金沢工業大学は12日、金沢駅東口地下広場で通行者が点字ブロックの印をカメラで読み取り音声による道案内を聞く実験をする。人工知能(AI)が案内する内容を判断する。視覚障害者や観光で訪れた訪日外国人(インバウンド)などの利便性を高める。

AIを専門とする金沢工業大の松井くにお教授の研究チームが金沢市と共同で取り組む。広場に外国人や視覚障害者らを10人程度集め、つえや体にウェブカメラを設置。点字ブロックにつけた印の配列や、印を読み取った方向によって、案内する。トイレやバスの停留所までの方向や距離を、骨伝導イヤホンを通じて知らせる。

全地球測位システム(GPS)よりも高い精度で案内できるという。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO3992976011012019LB0000