中国で20歳になった若者たちを日本式の成人式で祝おうという催しが開かれ、日中の新成人が交流を深めました。

この催しは、日本企業も多く進出する中国南部の広州で地元企業などの主催で初めて開かれ、去年からことしにかけて20歳になった、日本からの留学生や日本語を学ぶ中国人の学生、およそ50人が参加しました。

式では、大阪から広州に留学している金子友美江さんが中国語であいさつし、「これからは私たちが先輩たちの手で築かれてきた両国関係を引き継ぎ、日中の友好の懸け橋となってさらに発展させていきたい」と抱負を語りました。

中国側からは、旅行業を学ぶ庄哲升さんが、日本語で「巣立つたかのように大空へはばたき、試練も必ず乗り越えられると信じています」と誓いました。

中国では18歳から成人とみなされますが、この催しでは日本にならって20歳の若者たちを集めて門出を祝い、日中の新成人たちが日本酒を酌み交わして交流を深めました。

中国の伝統衣装で正装して式に参加した女性は「きょうはみんなで祝うことができてとても楽しかったです。いつか日本で勉強し、デザインの仕事をしたいです」と話していました。

2019年1月19日 20時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190119/k10011784031000.html
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