https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190121/k10011785111000.html

日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が20日、保釈を求めて代理人を通じて声明を発表しました。
「保釈された後は日本に住むほか、裁判所が正当だと考えるすべての条件を尊重する」と述べ、
あらゆる保釈の条件を受け入れるという考えを示しました。

特別背任の罪などで起訴されている日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告(64)の弁護士は先週、
東京地方裁判所に改めて保釈を請求しました。

ゴーン前会長は20日、裁判所の判断を前に保釈を求めて家族の代理人を通じて声明を発表し、
「逮捕から64日間が過ぎたが、保釈の見通しは立っていない」と述べました。

そのうえで、「保釈された後は、日本に住むほか、裁判所が正当だと考えるすべての条件を尊重する」
と述べて、あらゆる保釈の条件を受け入れるという考えを示しました。代理人によりますとゴーン前会長の家族は
保釈に備えて、すでに日本に住宅を借りているということです。

アメリカのメディアは、ゴーン前会長は保釈されれば、逃亡を防ぐため位置情報を知らせる装置を身につけたうえ、
検察庁に毎日、出頭し、パスポートを預けるなどの条件を受け入れると伝えています。さらに保釈金に充てるため
日産自動車の株式を提出する用意があるとも伝えています。

ゴーン前会長は起訴された内容を全面的に否認していますが、今回の声明でも、「法廷でみずからの名誉を守る
機会が得られることを楽しみにしている。私にとっても家族にとっても、これほど重要なことはない」と述べて、
改めて無実を主張しました。


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1が建った時刻:2019/01/21(月) 12:26:46.05