処分警官「しっぽ切りだ」 金塊盗捜査情報漏えい疑惑 「組織守るため」愛知県警が辞職迫る 県に不服申し立て

西日本新聞 2019年01月24日

 博多金塊事件を巡る捜査情報漏えい疑惑に関連し、停職6カ月の懲戒処分を受けた愛知県警の巡査部長(31)が、処分を不服として
同県人事委員会に審査請求を申し立てていたことが分かった。愛知県警は金塊事件で「漏えいはなかった」と結論づける一方、別の事件
で捜査情報を漏らしたとして巡査部長を処分していた。西日本新聞の取材に、巡査部長は「組織を守るために辞めてくれと何度も言われ
た。漏えい疑惑を小さく収める『しっぽ切り』に使われた」と訴えた。請求が認められなければ提訴する方針という。

 取り調べでは毎回罵声を浴びせられたといい、17年9月5日に「悪いやつはおまえしかいない。おまえが責任を取ることで決まった」
と告げられた。昨年2月2日には所属の上司から「本部から連絡があり、おまえが依願退職することが決定した」「組織を守るために
辞表を書いてほしい」と説得されたという。

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