[東京 26日 ロイター] - 安倍晋三首相は25日午後7時10分から約20分間、フランスのマクロン大統領と電話会談を行なった。外務省によると、安倍首相は、日産自動車(7201.T)と仏自動車大手ルノー(RENA.PA)との間のアライアンスは日仏産業協力の象徴であり、安定的なアライアンスが維持・強化されることを日本政府も期待していると話した。

ただ、そのための具体的な進め方は、日産・ルノーの当事者間でよく話し合ってほしいと述べた。

両首脳は、24日のルノー経営陣の刷新を機に、日産とルノーの協力が円滑に進むことを期待する点で一致した。

また、安倍首相は、20カ国・地域(G20)の議長国として、G20首脳会議(大阪サミット)では、自由貿易の推進やイノベーションを通じて世界経済の成長をけん引し、経済成長を目指すと同時に格差への対処に取り組んでいくとの方針を伝えた。

両首脳は「特別なパートナー」である日仏が、G20に向け緊密に連携していくことで一致した、と外務省は説明している。

竹本能文 編集:田巻一彦

2019年1月26日 / 09:47 / ロイター
https://jp.reuters.com/article/jp-fr-nissan-idJPKCN1PK00O
https://amd.c.yimg.jp/im_siggRRBPtBMoFgu5aR1CqPOulw---x400-y265-q90-exp3h-pril/amd/20190126-00000028-reut-000-1-view.jpg