医師不足の宇陀市 医大に寄付へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20190201/2050001821.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

宇陀市の市立病院で内科の医師不足が深刻となっていることから、宇陀市は、来年度から
県立医科大学に予算を寄付し、地域医療の研究と診察にあたる医師を派遣してもらうことになりました。

宇陀市立病院は、宇陀市と曽爾村・御杖村からなる人口3万人余りの宇陀地域にとって、
中心的な病院ですが、消化器内科の常勤医が5年前から不在で医師不足が深刻です。
このため、病院を運営する宇陀市は、来年度から2年間、橿原市にある県立医科大学に
年間1500万円を寄付し、地域医療などについて研究する講座を設けることになりました。

これを受け、県立医科大学では消化器内科の医師2人を宇陀市立病院に派遣し、
このうち1人は常勤医として診療にあたりながら、研究や若手の医師の指導などにあたる予定です。

医師不足に対応するため自治体が大学に寄付する「寄付講座」は
和歌山県内などで例がありますが、奈良県内では初めてです。
宇陀市立病院の仲川喜之病院長は、
「医師が少ないうえ、募集してもなかなか来てもらえず、負の連鎖に陥っていた。
今回の寄付講座をきっかけに医療体制を充実させたい」と話しています。

02/01 11:39