熊本県八代市の山中で恐竜の化石が見つかった。1億3300万年前のものとみられ、「国内で最も古い化石のひとつ」として注目されている。

今回見つかったのは、長さ8センチ、幅4センチほどの化石で、2本足で歩行していた恐竜の肋骨(ろっこつ)の一部とみられている。

ほかの恐竜の肋骨(ろっこつ)の標本と比べてみた。

Q.今回発見されたのは、肋骨(ろっこつ)のどのあたりの部分?

御船町恐竜博物館・池上直樹主任学芸員「このあたりのカーブして細い所、薄い所から太くなる所。このサイズで8メートル位の2本足で歩く恐竜なんですけど(今回見つかったのは)少し大きめかなと」

しかも、この化石は1億3300万年前の白亜紀前期の時代とみられ、県内でこれまで発見された白亜紀後期の化石より古く、国内でも最も古い化石のひとつとみられる。

御船町恐竜博物館・池上直樹主任学芸員「九州それから日本国内でも足跡化石などを除いて最古級の資料である」

化石を見つけたのは、学生のころから研究を続けている合志市の元教師、村上浩二さん(65)。

村上さんはこの化石を2014年の秋に八代市坂本町の山の中で見つけた。

村上浩二さん「こういう形で落ちている石の中にあった。これは骨だなというのはすぐに分かりました」

発見からおよそ4年。国内で最も古い化石のひとつという結果になった。

村上浩二さん「地層に興味を持った子どもたちが増えたり、何気なく見ていた崖の石の中に化石が入っていることがあると知ってもらういい機会になったのでは」

http://news.livedoor.com/article/detail/15968159/
2019年2月3日 12時30分 日テレNEWS24

http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/2/22f60_1110_20190203-114741-1-0006.jpg
1億3300万年前“国内最古”恐竜の化石