日本の陸上イージス「INF違反」=攻撃転用可能とロ外相


 ロシアのラブロフ外相は5日、日本が米国から導入する陸上配備型
迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」は攻撃に転用可能として、
中距離核戦力(INF)全廃条約に違反すると批判した。
インタファクス通信が訪問先のタジキスタンでの発言を報じた。
 米国は今月、ロシアの違反を理由に条約破棄を通告。直ちにロシアも
2日、条約の義務履行停止を表明した。ラブロフ氏は、同様のシステムを
米国は東欧に展開していると指摘した上で「名目上は迎撃ミサイル発射のためと主張しているが、巡航ミサイル『トマホーク』の発射に利用可能で、
INF条約違反だ」と強調。日本政府に対しても「条約違反だと警告して
きた」と語った。


時事通信社【モスクワ時事】(2019年02月05日18時42分)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019020500931&;g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

4日、キルギスの首都ビシケクで記者会見する中央アジア歴訪中の
ラブロフ・ロシア外相(EPA時事)
https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/20190205at65S_p.jpg