八戸市にある八戸赤十字病院で、去年5月から12月までに、患者64人が、抗生物質が効かないVRE=「バンコマイシン耐性腸球菌」に感染していたことが分かり、病院は院内感染の可能性があるとみて調べています。

VRE=「バンコマイシン耐性腸球菌」は一部の抗生物質が効かない細菌で、病気で抵抗力が落ちている人が感染すると、敗血症など重い症状を引き起こすことがあります。
八戸赤十字病院がホームページで明らかにしたところによりますと、去年5月に、VREに感染している患者がいることがわかり、ほかの患者の検査を進めた結果、去年12月までに、あわせて64人からVREが検出されたということです。
病院では院内感染の可能性があるとして調べるとともに、感染拡大防止の対策を進めているとしています。
診療は、通常どおり行っているということです。
また、青森県によりますと、青森市にある県立中央病院でも、去年9月から2月8日までに、入院患者あわせて16人からVREが検出されたということです。
病院では院内感染の可能性もあるとみて調べるとともに、感染拡大防止策をとっていて、診療は、通常どおり行っているということです。
県内では、八戸市立市民病院でも、去年8月以降、入院患者61人がVREに感染していたことがわかり、病院は院内感染の疑いが強いとみて8日から入院患者の受け入れを制限しています。

(ソース) ※動画有り
NHK 青森 NEWS WEB
八戸赤十字病院でVRE感染 
02月09日 17時58分