知人の男女を薬物で殺そうとしたとして、長野県警松本署は8日、松本市里山辺、飲食店経営中原加奈美(36)、同市島内、飲食店従業員水野華菜子(35)、安曇野市三郷明盛、無職月岡愛(32)の3容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕した。同署は認否を明らかにしていない。

発表によると、3人は共謀し、2015年8月23日未明、松本市中央にある中原容疑者が経営する飲食店で、当時31歳の女性と28歳の男性会社員に、薬物を混入した飲み物を飲ませて殺害しようとした疑い。被害者が店から110番し、救急搬送された。2人は急性薬物中毒と診断され、数日間入院。一時は命の危険があったという。

同署によると、水野、月岡容疑者は、この店の関係者だった。使用した薬物は致死性があり、市販されていないという。同署は薬物の入手経路とともに、容疑者と被害者の間で、何らかのトラブルがあったとみて動機を調べている。

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