https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190211/KT190210FTI090006000.php
10日午前10時10分ごろ、中野市更科の山中で銃弾が猟友会員に当たった―と119番通報があった。
中野署によると、弾は市猟友会の会員で市内の自営業男性(53)の胸部を貫通したとみられるが、収容先の病院の診断は重傷で、命に別条はない。
弾を撃ったのは一緒に狩猟をしていた市猟友会員の別の男性(68)。
同署は誤射や、周囲の木などに当たって弾が跳ね返った可能性を調べている。

 現場は近くの民家から山中に約300メートル入った場所で、木が多く立ち積雪のある斜面。
猟友会事務局がある中野市農政課によると、この日は午前9時ごろから猟友会員12人、市職員3人、県職員2人の計17人が
シカやイノシシの駆除のため狩猟をしていた。

 同署によると、この日の狩猟は、銃を撃つ人と、動物を追い込む人に役割分担する「巻き狩り」の方法で実施。
弾が当たった男性と撃った男性はともに銃を撃つ役割で、周囲から目立つようオレンジ色のジャケットを着ていた。
猟友会員によると、現場は雪が舞う程度で、視界は悪くなかったという。