兵庫県姫路市の市立水族館で先月、8羽のペンギンがけいれんなどの症状を起こして死んだ問題は、誤って大量の塩がしみこんだイワシを餌として与えていたことが原因だと分かりました。

姫路市の市立水族館では、先月24日から翌日にかけて、飼育しているフンボルトペンギン、11羽のうち、8羽にけいれんやおう吐などの症状が出て、死にました。水族館は与えた餌に問題があるとみて、民間の研究機関に調査を依頼していました。

その調査結果によりますと、死んだペンギンにはいずれも、塩分を過剰に摂取したことによる循環器障害が起きていたということです。また、餌として与えたイワシには、大量の塩がしみこんでいたということです。

これについて姫路市立水族館の※とうし善之館長は「ペンギンに栄養をつけようと塩をたくさん振りかけたイワシを与えてしまったのが原因だ。このような事態を引き起こし、誠に申し訳ない」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190213/k10011813041000.html