2/16(土) 8:19配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190216-00000024-jij-pol

 【ミュンヘン時事】河野太郎外相は15日、ドイツ・ミュンヘンで開催中の国際会議「ミュンヘン安全保障会議」で、防衛協力に関するパネルディスカッションに参加した。

 河野氏は同盟国・友好国の協力の好事例として、北朝鮮が洋上で密輸する「瀬取り」の監視に米、オーストラリア、英、仏などが参加していることを紹介。今後の継続の必要性を訴えた。

 河野氏は、民主主義や法の支配といった基本的価値に基づく国際秩序が挑戦を受けていると指摘。「米国が『世界の警察』たり得ないなら、志をともにする日本や欧州の友好国が負担を増やす必要がある」と強調した。米国と欧州諸国が防衛負担の在り方をめぐって険悪な関係にある中、負担増を求める米国側に理解を示した発言だ。