長崎市野母崎沖で15日、深海に生息するギンザメ2匹が生きたまま捕獲された。
市内の長崎ペンギン水族館に運ばれ、同館で初めて展示されている。
 同日午前、野母崎樺島町の漁師、山本幸徳さん(51)が樺島漁港から50キロ沖で、
はえ縄漁の縄(水深200メートル)を引き揚げた際に発見。
連絡を受けた同館が引き取った。
 ギンザメは名の通り銀色で、大きな胸びれで飛ぶように泳ぐ。
背びれには毒針を持つ。日本近海やインド洋などの深海に生息する。
同館によると、2匹の体長は約70センチ。成魚になると約1メートルになる。
 生きたまま捕獲されるのは全国的にも珍しい。今回揚がったのが底引き網でなく、
はえ縄の釣り針だったため、他の魚につぶされず状態もよく元気だという。
 2匹はすぐに展示水槽に入れられ、寄りそってひれを動かしていた。
同館魚類担当の野崎武志さん(52)は「生きたギンザメは初めて見た。
かっこいい。少しでも長く生きて、皆さんに見てほしい」と話している。

※ソースに画像あります
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190216-00000003-nagasaki-l42
2/16(土) 11:05配信 長崎新聞