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UAE=アラブ首長国連邦のドバイで世界最大規模の食品見本市が始まり、日本の企業なども、中東・アフリカ市場への販路拡大を目指して、イスラム教の戒律に従った「ハラル」に対応した食品や特産品の売り込みを行っています。

ガルフードと呼ばれる世界最大規模の食品見本市は、17日から5日間の日程でドバイで始まり、およそ120か国から5000を超える企業や団体が参加しています。

日本からは44の企業などが、イスラム教の戒律に従ったハラルに対応した食品や各地の特産品を出展していて、現地のバイヤーとの商談に臨んでいます。

このうち、いなりずしの油揚げを生産している福岡県の食品メーカーは、ハラルに対応した商品を出品していて、担当者は「中東ですし店が増える中、甘みのあるいなりずしの魅力を知ってもらい、輸出を増やしていきたい」と話していました。また、特産のサツマイモの輸出を拡大しようと出展した宮崎県の企業は、実際にサツマイモを試食してもらい、甘みの強さをアピールしていました。

この担当者は「ドバイに進出できれば、市場の大きいサウジアラビアや地理的に近い北アフリカ、インドの市場の開拓にもつながるので、売り込みを図っていきたい」と話していました。

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