https://this.kiji.is/470160019747718241

沖縄県の審査申し出を却下
辺野古移設巡り係争委
2019/2/18 18:27
©一般社団法人共同通信社

 沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設を巡り、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」は18日の第4回会合で、沖縄県の審査申し出を却下すると決めた。委員長の富越和厚元東京高裁長官は会合後の記者会見で、却下の理由を「沖縄県の申し出は不適法」と述べた。

 係争委は、沖縄県が辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回したのに対し、国が撤回の効力を停止したことは、審査対象である「国の関与」に該当しないと判断した。

 効力停止は昨年10月、防衛省沖縄防衛局が行政不服審査法に基づき申し立て、石井啓一国土交通相が決定した。