https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-20/PN7IOW6JTSE901?srnd=cojp-v2


ソフトバンクGのフォートレス、日本で4000億円の不動産投資を計画
日向貴彦
2019年2月21日 6:00 JST

→温泉ホテルや住宅を再生、傘下のJ−REITに移管し運用も
→外国人旅行者の増加見越し投資加速、地方自治体の保有物件に期待

ソフトバンクグループ傘下の米投資会社フォートレス・インベストメント・グループは、日本のホテルなど不動産に今後4年間で3000億円から4000億円を投資する計画だ。外国人旅行者の増加が続く中、宿泊施設などの需要増加を見込み投資を加速する。

  日本法人の山下明男代表(57)は20日、ブルームバーグ・ニュースの取材に応じ、温泉ホテルやオフィスビルなど商業施設のほか、地方自治体が保有する住宅やアパートを買収し、大規模修繕などリノベーションを施して再生するビジネスを強化していく考えを明らかにした。

  山下氏は「温泉やスキーなど、日本を訪れる海外のインバウンドは増えていく」と述べ、ホテルの予約システムにソフトバンクの人口知能(AI)を活用した運営効率化や客室料金の設定に生かす方針を示した。傘下で全国展開するマイステイズ(客室数1万5000)はソフトバンクのスマートフォンを無料で貸し出している。

  フォートレスはソフトバンクGが2017年に33億ドル(約3700億円)で買収し傘下に収めた。09年以降、東京ディズニーリゾートにあるシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルなどに約6000億円を投資した。旅行者の増加が続く中、地方でも投資を積極化する。ソフトバンクGは1月に不動産投資の統括部署を新設した。
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