0001プラチナカムイ ★
2019/02/25(月) 06:11:00.37ID:yaHiG9WH9阿寒湖は直径15センチを超す大型球状マリモの世界唯一の群生地。調査は同湾の湖底に100個の円筒(長さ約40センチ、直径28センチ)をほぼ20メートル間隔で沈め、内部に収まったマリモの数とそれぞれの大きさや重量を計測し、湾内の生息数を推定する。
同湾内で急増する水草がマリモに与える影響や、本年度から市教委などが行っている水草除去の効果確認が主な目的。事業費は国の補助を含めて約600万円。球状マリモは湖北部のキネタンペ湾にも群生するが、今回は対象外とする。
群生地ツアーの基礎データに
97年の調査は旧阿寒町が両湾で実施。大型球状マリモが推定で計23万個生息し、そのうち直径20センチを超すマリモ1万9千個はチュウルイ湾にのみ群生することが分かった。市教委によると、マリモは大型になるほど環境の変化に敏感で、壊れやすいという。
97年以降は財政難などのため、航空写真などから割り出す分布面積や一部地点での観測にとどまっていた。今回の調査結果は、地元観光関係者らが準備を進める群生地ツアーを、マリモの生育環境に負荷を与えない内容とするための基礎データにもなる見込み。
市教委マリモ研究室の牧野一彦室長は「マリモの保護と活用が両立できるよう、今後も一定の間隔で調査を続けるよう検討したい」と話す。
北海道新聞 2/25(月) 6:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190225-00010000-doshin-hok