https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190225/k10011827391000.html

ファッションビルを展開する「パルコ」は、熊本市の店舗の営業を来年にも終了する方向で調整に入りました。
ビルのオーナー側との協議次第では、改めて出店する可能性もあるとしていますが、パルコでは宇都宮の店舗を
閉鎖する方針で、事業展開の見直しを進めています。

関係者によりますと、パルコは、熊本市にある「熊本パルコ」について、来年にも営業を終了する方向で調整に入りました。
週内にも発表する見通しです。

熊本パルコは、昭和61年にオープンしましたが郊外の大型店やネット通販との競争が激しくなる中、
去年11月までの9か月間の売り上げが前の年の同じ時期より20%以上減るなど、販売が低迷していました。

パルコとしては、店舗が入居するビルの契約を来年以降は更新しない方針ですが、オーナー側との協議を続けたいとしていて、
地元の再開発の状況次第では、改めて出店することも検討するということです。

パルコは、同じように売り上げが低迷している「宇都宮パルコ」をことし5月をめどに閉鎖する方針を固めています。

その一方で、ことしの秋には東京渋谷の旗艦店「渋谷パルコ」を再オープンさせる計画で、事業展開の選択と集中を進めています。