幻の深海魚といわれる『リュウグウノツカイ』が今朝、魚津沖の定置網にかかり、生きたまま魚津水族館に持ち込まれ展示されています。

 今シーズンこれで9匹目です。

 「生きたまま魚津水族館に搬入された『リユウグウノツカイ』ですがすでに横たわっていて元気がありません」(記者)

 こちらが26日朝魚津沖およそ500メートルほどの定置網にかかった『リユウグウノツカイ』です。

 地元の漁師から連絡を受けた魚津水族館が午前5時過ぎに水槽に運び込み展示されています。

 体長はおよそ2メートル10センチでしっぽは欠損しています。

 えらを動かしていますが、ほとんど動きません。

 それでも水族館を訪れた子どもたちは生きたままの珍しい『リユウグウノツカイ』に歓声を上げていました。

 「大きい」「かっこよかった」「気持ち悪い」(子ども)

 幻の深海魚と言われる『リュウグウノツカイ』ですが、今年度、富山湾では捕獲が相次いでいてこれが9匹目となります。

2019年02月26日(火) チューリップテレビ
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20190226114947
http://www.tulip-tv.co.jp/admin/news/E120190226114947.jpg
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■相次ぐ「リュウグウノツカイ」今度は生きている… 富山

深海魚のリュウグウノツカイが相次いで見つかっている富山湾で、定置網に生きているリュウグウノツカイがかかっているのが見つかりました。

26日午前4時ごろ、魚津市の沖合500メートルの定置網にリュウグウノツカイがかかっているのを地元の漁業関係者が見つけました。

見つかったリュウグウノツカイは体長2メートル24センチで、網にかかった際に尾の一部が切れて無くなったとみられ、連絡を受けた魚津水族館の職員が漁港に来た時は弱った様子でしたが、背びれを揺らしながらゆっくり泳ぐ姿が確認できたということです。

リュウグウノツカイは、去年10月以降、富山湾で相次いで見つかっていて今回が9匹目となり、水族館に運ばれておよそ6時間後に死んだということです。

魚津水族館の稲村修館長は「目を動かしながらものを見ている様子や、背びれの前の部分をアンテナのように傾けながら泳いでいる様子をはっきり確認できました」と話していました。

毎週、子どもと水族館に来ているという30代の女性は「標本や模型は何度も見ていますが、生きている姿を初めて見ました。長い体にびっくりしました」と話していました。

水族館は、26日捕獲したリュウグウノツカイを来月2日と3日に展示することにしています。

2019年2月26日 14時38分
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