2015年、岩手県盛岡市の保育施設に預けられた、当時1歳の女の子が、塩化ナトリウム中毒で亡くなった事件に関連して、
遺族が施設の元経営者に損害賠償を求めた裁判で26日、和解が成立しました。

この事件は2015年、盛岡の認可外保育施設で施設の元経営者が、下坂彩心ちゃん当時1歳に食塩を加えたイオン飲料を飲ませ、
彩心ちゃんが塩化ナトリウム中毒で死亡したものです。

遺族は「元経営者による傷害致死だ」として、元経営者に6270万円の損害賠償を求めていましたが、裁判所が和解を勧告し、和解に向けた協議が進められていました。
26日は遺族の代理人弁護士と、元経営者らが協議に出席し、元経営者が頭金として和解金の一部を支払いました。

そして「元経営者が一生涯、遺族へ賠償し続ける」という主旨で和解が成立しました。元経営者は和解金を分割して遺族に支払います。
遺族は代理人を通じてコメントし、「和解はとても不本意な内容」とした上で、協議の中で裁判官が「傷害致死であることは明らか」と発言したことで、
和解に踏み切れたと心象を明かしました。

元経営者の代理人弁護士は取材に対し、「答えることはない」としています。

※ソースに動画あります
https://news.ibc.co.jp/item_35571.html#close
2019年02月26日 19:00 更新