青森県鶴田町のNPO法人ツル多はげます会(須郷貞次郎会長)は22日、同町の山田温泉で例会「新春の有多毛(うたげ)」を開いた。会員は恒例の吸盤綱引きで激しい熱戦を繰り広げたほか、自慢の光り輝く頭でさまざまなゲームを行い、会場に笑顔と笑い声があふれた。

 吸盤綱引きトーナメントには県内外から18人が出場した。座布団に座って向かい合った選手は「ポン」と快音を響かせ吸盤を頭に装着。行司の「はげよい! のこった!」の掛け声で引っ張り合った。実力者同士の戦いでは吸盤を結ぶ綱がピンと張り、引っ張られた頭皮は紫色に変わっていた。

 トーナメントは昨年9月の例会を制した鶴田町の飲食業・藤田哲也さん(50)が連覇した。藤田さんは「初めて優勝した時より倍以上うれしい。痛いのを我慢したら勝てました」と笑顔。もう一度優勝するとグランドチャンピオンに認定されることもあり「強い人がたくさんいるのでできないかもしれないが3連覇を目指したい。頭皮を鍛えたい」と語った。

 このほか、穴の開いた絵から出した頭を見て誰の頭かを当てる「平和の光当てクイズ」や、頭めがけて冷却シートを投げる「ハゲピタダーツ」なども行われた。

東奥日報 2/27(水) 11:35
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