福岡市は25日、2018年に福岡空港と博多港から入国した外国人が約309万4千人となり、初めて300万人を突破したと明らかにした。クルーズ船寄港数が前年より1割超減少したことに伴い、博多港からの入国者数は落ち込んだが、政府による入国査証(ビザ)要件の緩和や東アジアとの航空路線の充実を背景に、飛行機を使った個人旅行者が増えたとみられる。

法務省の出入国管理統計によると、福岡市の入国者数は前年より11万人増加。14年の120万人から約2・6倍に伸び、九州全体の約6割を占めた。アジアからの入国者が全体の9割超でうち韓国が前年比約5万人増の約158万5千人で最多。中国(約72万7千人)、台湾(約32万4千人)、香港(約19万9千人)と続く。

博多港からの入国者数は前年比約9万8千人減の約67万9千人。一方、福岡空港からの入国は約20万9千人増の約241万5千人となった。市観光ブランド推進課は「博多旧市街など最新の観光情報を盛り込んだ海外PRが奏功し、東京や京都の次の選択肢として福岡市を選ぶ韓国や香港のリピーターが増えた」とみている。

2/27(水) 12:11
西日本新聞
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