0001ばーど ★
2019/03/04(月) 18:15:52.72ID:RpkypTrI9液状化の被害が出た札幌市清田区の里塚地区では、雪が降り積もった冬のあいだも、傾いた家の進行が続いています。
住み慣れた我が家を離れないと前に進めない―。引っ越しを余儀なくされた住民の思いに迫ります。
■マチに鳴り響く解体作業の音「寂しいよね」
液状化で家が傾く被害が出た札幌市清田区里塚地区。倒壊の恐れがある家の解体作業が12月から始まり、住宅街には作業の音が鳴り響きます。
「夕方なんて暗くなるとさ、真っ暗だから寂しいよね」「例年と違って、明かりが消えてる住宅が多くて、やっぱり寂しさというのは当然感じるでしょうね」。里塚の住民は一様に寂しさを口にします。
地面が大きく陥没し、住宅が傾いた里塚地区。一部の住民はマチを去っていきました。
■リフォームした“終の棲家“が「大規模半壊」に
里塚地区に22年前に家を購入した、中川塁三さん(60)・抄子さん(58)夫妻。2年前には700万円をかけてリフォームをしました。その家を地震が襲いました。
地震以来、“終の棲家“の被害は、日に日に深刻に。札幌市の判定は当初、一番被害の小さい「一部損壊」でしたが、3週間後に全壊に次ぐ「大規模半壊」となりました。
その理由は、家の傾きが止まらないことでした。
「傾きの方向が変わってきている。最初はトイレの扉がバタンと閉まったが、今は閉まらなくなってる。斜めに傾きが変わっている」というのは、妻の中川抄子さん。
ビー玉を床に置くと、勢いよく転がっていくほどの傾き。普通の生活はできません。さらに雪が積もった地面でも異変は続いていました。
夫の塁三さんは、「元々地震あった時は、10センチないくらいだった。どんどん下に土が逃げていっているから、亀裂に見える」と話します。
地震直後に10センチだった亀裂は、2か月で50センチにも広がったのです。次第に、抄子さんの気持ちにも変化が生まれてきました。
「家に次々と穴が空いたり、亀裂が大きくなっているので不安。家に愛着はあるけど、早く普通の生活がしたい」
「この一帯5軒全部出ること決まったんですよ。寂しいのと不安ですよね。人はいなくなるし、夜は暗くなるし…」
地震から2か月経ち、続々と引っ越しを決めていく近隣住民と同様に中川さん夫妻も、みなし仮設住宅への引っ越しを決めました。
■故郷の変わり果てた姿
中川さん夫妻の娘、伊藤夏海さん(32)が、結婚生活を送っている東京から両親の引っ越しを手伝うため戻ってきました。
夏海さんにとって、里塚は幼いころから18年間過ごした大切な場所。故郷の変わり果てた姿を目の当たりにしました。
「自分が小学生の頃に歩いていた道が変わっているのを見ると、こみあげてくるものがありますね。切ないというか、寂しいというか…寂しいが一番大きいですね」
一度離れなければ前に進めない…。中川さん夫妻は現実を受け入れざるを得ませんでした。
「なんかきっとね。向こうの家に着いてから、現実味があるのかなという気がしている」
迎えた引っ越しの日。妻の抄子さんは、みるみる運び出される荷物を前にこうもらしました。
娘の夏海さんは「辛い顔してたらどんどん辛くなる。笑ってりゃ楽しくなるよ」と励まします。
■住宅ローンを払いながら「みなし仮設住宅」へ
22年間住んだ里塚を離れる抄子さん。しかし、挨拶回りをすると、このマチに残る住民を前に複雑な思いがこみ上げてきました。
※省略
最も被害が大きかった里塚中央町内会では、333世帯中、すでに約60世帯が他の場所へと移りました。
以下ソース先で
■極寒の冬 巡回続ける町内会の苦悩
■「ひどくなった感じ…」傾き続ける家 不安は尽きない
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3/4(月) 14:01
北海道ニュースUHB
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