秋篠宮家の長男悠仁ひさひとさま(12)は15日、お茶の水女子大付属小学校(東京都文京区)の卒業式に出席された。

 同小によると、式は午前10時から同大の講堂で行われた。紺のブレザー姿の悠仁さまは「秋篠宮悠仁」と名前を呼ばれると、「はい」と大きな声で返事をして壇上に上がり、池田全之たけゆき校長から卒業証書を受け取られた。保護者席では秋篠宮ご夫妻が見守られた。

 終了後、ご夫妻とともに同大の中庭で記念撮影に応じられた。「おめでとうございます」との声に「ありがとうございます」とはにかんだ笑顔を見せられた。

 悠仁さまは卒業文集で、授業で東京都の歴史や特産物を調べたことなどを振り返り、「これからも自分が興味を持っていることを大事にしながら過ごしていきたい」とつづられた。

 宮内庁によると、悠仁さまは学校行事や学習で社会や自然への理解を深め、多くの友だちと交流して健やかに成長された。秋篠宮ご夫妻は「良き友人たちや教職員の方々にも恵まれて、楽しく充実した学校生活を送ったように思います」との感想を出された。

 悠仁さまは同大付属幼稚園を経て2013年4月に同小に入学。戦後生まれの皇族が学習院以外の小学校に入学するのは初めてだった。4月に同大付属中学校に進学される。5月1日には皇位継承に伴い、秋篠宮さまに次いで皇位継承順位2位になられる。

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