0001次郎丸 ★
2019/03/15(金) 20:28:18.58ID:fC34u6vf92019.3.15 19:41産経WEST
https://www.sankei.com/west/news/190315/wst1903150047-n1.html
戦争や貧困などのために義務教育を受けられなかった人らを受け入れる夜間中学をめぐり、4月に新たに開校する埼玉県川口市と千葉県松戸市のほかに、全国6カ所で新設に向けた動きがあることが産経新聞の取材で分かった。
夜間中学は現在、全国8都府県に計31校あるが、文部科学省は、教育機会確保法に基づき、各都道府県に最低1校以上の設置を促しており、今後、設置に向けた動きが加速する可能性がある。
設置に向けた動きが浮上しているのは、札幌市▽宮城県▽茨城県常総市▽相模原市▽徳島県▽高知県−の6カ所。
常総市、徳島県、高知県では設置に向けた準備が具体的に進行中で、宮城県も設置を想定して検討を始めている。札幌市、相模原市は市議会で前向きに設置を検討するという趣旨の答弁があった。
産経新聞社は、都道府県と政令市で夜間中学を担当している部署を対象にアンケートを実施。夜間中学の設置予定などについて尋ねた。埼玉県と千葉県は今年4月にそれぞれ開校予定と回答。茨城県では、常総市が市教委内にプロジェクトチームを立ち上げ、来春の開校を目指している。
徳島県と高知県は、2021年4月の開校が決まっているといい、徳島県は、夜間定時制のノウハウを持つ県立徳島中央高校に県立の夜間中学を併設する計画があるという。
高知県では県教委が中心となり、県民への広報やニーズの把握など設置に向けた準備を進めている。宮城県は文科省の方針を受け「検討を始めたところ」としていた。
一方、札幌市、相模原市はアンケートでは、具体的な予定は「ない」としたが、市議会で、夜間中学の設置に向けて前向きな姿勢が表明された。
夜間中学の設置については方針が固まっていないという自治体も多かったが、はっきりと設置予定が「ない」と回答した自治体の多くは、「ニーズがない」ことをその理由にあげていた。
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