16日午後9時すぎ、JR八王子駅付近の中央線で架線が断線して停電が起き、列車が動けなくなりました。この影響で中央線が東京駅と甲府駅の間の上下線で運転を見合わせているほか、八高線も八王子駅と高麗川駅の間の上下線で運転を見合わせています。

JR東日本によりますと、いずれも運転再開の見通しは立っていないということです。

NHKがJR八王子駅付近に設置したカメラからは、中央線の特急列車と、八高線の車両が並んでとまっている様子が確認できます。八高線の車両では、10時半すぎにJRの職員がドアをあけてハシゴをかけ、乗客を下ろして誘導していました。

■停止した車内では

線の架線が断線した影響で線路上で止まったままの普通列車に乗っていた男性が車内で撮影した映像には、車内の明かりが消え、暗い中で乗客が運転の再開を待っている様子が写っています。

この男性によりますと、八王子駅から埼玉県川越方面に向かう普通列車が午後9時20分前に駅を出発して数分たったあと、車体をこするような音がして緊急停止したということです。

車内では、最初は電気がついていたものの現在は非常灯が付いている状態で暗いということです。

2019年3月16日 23時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190316/k10011851141000.html