開通30周年を迎えた瀬戸大橋ができた当時は、人気の観光地だった倉敷市の児島に、かつてのにぎわいを取り戻したい。
その起爆剤になればと、観光船などが発着する港の待合所に、巨大なタコが登場しました。

長い足をくねらせ、いまにも動き出しそうな巨大なタコが、天井からこちらを見つめます。
タコが現れたのは、瀬戸大橋開通に合わせて31年前に作られた、倉敷市にある、児島観光港の待合所です。
玉野市に工房を構える、発泡スチロールアーティストの高嶋幸市さんが手がけました。
もちろんこれも、発泡スチロール。
重さは10kgほどです。
長さ1mをこえる足を、8本取り付けていきます。
イメージは、瀬戸内海で獲れる、マダコです。
特に追求したのは、色合いです。
迫力を出そうとあえて、実物よりも色を濃くしたといいます。
SNSでの発信も意識しました。
かつて、年間20万人が使っていた児島観光港ですが、現在は1万人ほどです。
今年は、瀬戸内国際芸術祭も開かれるため、製作を依頼した児島商工会議所などは、客が訪れるきっかけになればと考えています。
巨大タコは、観光の起爆剤になるのか。
インパクトは抜群、どこか愛らしさも感じる姿で、観光客を出迎えます。

http://www.rsk.co.jp/news/photo/20190318_11.jpg

http://www.rsk.co.jp/news/news_local.cgi?cat=1&;id=20190318_11
2019年3月18日(月) 19:10