◆ 日本郵便「置き配」開始も導入荷主ゼロ

日本郵便は18日、宅配便の荷物を玄関先などに置き配達完了とする「置き配」サービスを始めた。
本格導入は宅配業界初で、再配達をなくしドライバーの負担を軽減する切り札として期待が集まるが、同日時点で導入すると手を挙げた荷主はゼロ。

盗難などトラブルへの不安が導入の壁になっているとみられる。
初日から足踏みを強いられた格好で、「置き配」普及への道のりは平たんではなさそうだ。

日本郵便が置き配を始めると表明したのは2018年10月。
以降、大手を含む複数のインターネット通販会社に荷主として置き配受け入れを求め、交渉を進めてきた。

置き配のイメージはこうだ。
消費者は通販サイトで商品を注文する際、玄関先や車庫などから配達場所を選ぶ。
印鑑は不要で、配達員はインターホンを鳴らさず指定された場所に荷物を置いて完了とする。

米国では一般的で、日本では化粧品や健康食品販売のファンケルが1997年に始めた。
自前の配送網を持つ楽天やアマゾンジャパン(東京・目黒)が一部で置き配を導入しているものの、宅配大手では初の試みとなる。

写真:https://www.nikkei.com/content/pic/20190318/96958A9F889DE6E0E7EAEBE4E1E2E3EAE2E1E0E2E3EBE2E2E2E2E2E2-DSXMZO4258959018032019TJC001-PB1-3.jpg

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日本経済新聞 2019.3.18
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42589630Y9A310C1000000/

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ゆうパック、玄関前に「置き配」サービス 再配達解消へ
http://news.livedoor.com/article/detail/16131040/
> 玄関前に置く場合、日本郵便は鍵つきの宅配バッグなどの利用を想定する。
> それでも、荷物が盗まれたりなくなったりするリスクはあるが、日本郵便として補償する考えは基本的にないという。