0001次郎丸 ★
2019/03/20(水) 05:47:41.10ID:/CHgxyff9小島寛明 [ジャーナリスト] 28m
https://www.businessinsider.jp/post-187542
「この世界ではアップルが法をつくり、課税権も持つ」
iOS向けのApp StoreとAndroid端末用のGoogle Playにゲームを提供している、ある企業の幹部はこう言った。
アップルやアマゾンを含むプラットフォーマーがどのようなビジネスをしているのか、公正取引委員会が2019年2月下旬から実態調査を進めている。
対象は主に、アマゾン、ヤフー、楽天が運営するオンラインモールと、アップル、グーグルが運営するアプリストアだ。公取委はアプリ会社との取り引きで、アップル側の取り決めが独占禁止法で禁じられた「優越的な地位の濫用」に当たらないかなどを調べる。
◆アップルは「優越的な地位」にあるか
アプリ
アップルの立場がゲーム会社に対して「優越的」かどうかを見るうえでは、おおまかに3つの要素がある。
1つ目は、アップルがどの程度、マーケットのシェアを押さえているかだ。
日本のスマートフォン市場では、グーグルのAndroidとアップルのiOSが、マーケットを二分していると言われる。
※中略
2つ目は、ゲーム会社がどのくらいアップルに依存しているか。ゲーム会社全体の売上高のうち、アップルとグーグルを経由する売上高がどの程度を占めているかだ。
ゲーム機やPC向けなど幅広く展開しているゲーム会社であれば、アップル、グーグルへの依存度を低く抑えることができるが、スマホ向けのゲームに特化している企業も少なくない。そうした企業は、売り上げのほぼ100%をプラットフォーマー2社に依存せざるを得ない。
3つ目は、立場の弱い企業側が、取引先を変えることができるかどうかだ。ゲーム会社が、アップルの方針に従いたくないと考えても、ほかの選択肢はほぼ存在しない。アップルとの取り引きを停止するのは、iPhoneユーザーへのアプリ販売をやめるのと同じことだ。
◆交渉の存在しない世界
仮にアップルの地位が「優越的」であってもそれだけでは、違法にはならない。問題は、そうした地位が「濫用」されているかどうかだ。
アップルがデベロッパーに対して示している規約やガイドラインとして、「App Store Review ガイドライン」がある。グーグルの場合は「Google デベロッパープログラムポリシー」などがある。
複数の関係者が口を揃えるのは、「アップルの方が審査が厳しいため、アップルのガイドラインに合わせて開発を進めれば、グーグルの審査はおおむね問題なく通過できる」ということだ。
企業幹部が冒頭で、「アップルが法をつくる」と指摘したのは、こうした背景がある。
アップルのガイドラインには次のような記載がある。
※以下省略