【北京共同】中国四川省成都市の裁判所は1〜4日、1989年の天安門事件の「記念酒」をつくったなどとして公共秩序騒乱罪に問われた民主活動家4人の公判をそれぞれ開き、うち1人に懲役3年半の実刑判決を言い渡した。他の3人は執行猶予付きの有罪判決だった。中国の人権問題を扱うウェブサイト「維権網」や支援関係者が明らかにした。

 4人は2016年、民主化を求める学生らを当局が武力弾圧した天安門事件の発生日、1989年6月4日を示す「8964」と発音が同じ「八酒六四」のラベルを酒瓶に貼り、記念酒としてインターネット上で広めたことなどから公安当局に拘束された。

https://www.kochinews.co.jp/article/267020