会社法違反(特別背任)の疑いで再逮捕された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(65)が実質的に保有するレバノンの投資会社が、オマーンの販売代理店から日産の資金が振り込まれた後、そのまま同額をゴーン容疑者の妻と息子の会社に送金した疑いがあることが5日、関係者への取材で分かった。家族に渡ったのは再逮捕容疑となった代理店側への送金の一部とされ、東京地検特捜部は「私的流用」の重要な根拠になるとみて実態解明を進める。

 東京地裁は5日、ゴーン容疑者の勾留を認める決定をした。弁護側は準抗告した。

2019/4/5 18:39
共同通信
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