東京オリンピック・パラリンピックの準備に伴い、過去最大の7.5兆円となった東京都の2019年度一般会計予算。そのうち、小池都知事の“肝いり”事業として、3億円を投入し「風呂敷20万枚」を無料配布する。

 都の担当部署に聞くと、同事業は日本の文化を国内外に発信する「アート&エコ風呂敷プロジェクト」。予算の3億円は20万枚の風呂敷の製作費や人件費などを含むといい、デザインや種類、1枚当たりの製作費などは検討中だという。さらに、約1億円をかけて展示イベントも開催するということだ。

 3億円という予算規模は、同じく五輪関連では競技会場施設のWi-Fi整備、ジュニア選手の発掘・育成などと同じ。ノンフィクションライターの石戸諭氏は「東京五輪を名目になんでもやっていいかというとそれは違う。本来の意味に立ち返って、“スポーツを楽しむ”というところに予算を使ってほしい」と指摘する。

 そこで、“ふろしき王子”こと横山功さんにも話を聞いてみた。横山さんは風呂敷について「風呂敷の良さを知っている人が欲しがるもの。一方的に配るだけでは使わない可能性も…」と懸念を示す。そのため、「使い方を実演するとかいろんな結び方があるとかPRしないといけない。いかに興味を持ってもらうかということが必要では」と意見を述べた。

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(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
2019.04.04 19:00
https://abematimes.com/posts/6003181