https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190407/k10011875581000.html

統一地方選挙前半戦 約50件の選挙違反 投票終了後に摘発へ
2019年4月7日 5時02分

7日、投票が行われる統一地方選挙の前半戦で、全国の警察は投票が終わりしだい、買収などおよそ50件の選挙違反の摘発に乗り出す方針です。

今回の統一地方選挙をめぐっては、大阪・東住吉区の非常勤職員が候補者のポスターにシールを貼り付けたとして、公職選挙法違反の自由妨害の疑いで逮捕されるなど、5日までに6つの府県で合わせて8人が逮捕されています。

また、選挙違反の疑いがあるとして警察が行った警告は、ポスターを決められた場所に貼っていないなど、文書の掲示違反を中心に2533件に上っています。

警告件数は前回、4年前の統一地方選挙の同じ時期と比べて534件減っていて、警察庁は県議会議員選挙を中心に無投票で当選が決まった割合が高くなっていることなども背景にあるのではないかとしています。

警告のうち、ホームページやブログ、それにSNSなど、インターネットを使った選挙運動に関する違反は、前回より9件多い32件でした。

全国の警察は、買収や悪質な文書違反など合わせておよそ50件の選挙違反について捜査を進めていて、7日夜の投票終了後から摘発に乗り出し、およそ100人から事情を聴く方針です。