夜の政治
安倍首相は今年3月、就職氷河期世代にあたる30代半ばから40代の支援策を決めると発表している。
4月10日に開かれた第5回経済財政諮問会議では「(就職氷河期世代を)『人生再設計第一世代』と位置付け」、
今年夏までに、今後3年間で集中的な支援を行うためのプログラムを作ることが検討された。

〜中略〜

会議では、地方への人材移動の促進も提案された。
資料には就業安定化の選択肢を拡げるべきという文脈で、
「地方においては様々な産業分野でミドルマネジメントクラスの人材が不足しており、
地方での人材ニーズ、求められる職業能力に沿った能力開発を合わせて講じることが重要」
と記載されている。

根本匠厚生労働大臣も、農林水産業や建設業などを中心とした地方の人材不足に触れ、
「就職氷河期世代の就業安定化も重要な課題であり、一方で地方に担い手確保のニーズがあることから、
これらをマッチングさせた地方での就業促進が非常に有益だ。
職業訓練、就業相談、住まい等の生活環境の整備等に関する情報をワンストップで
包括的に提供していくことなど、この世代の方々の意識を地方に向けていくことが一層重要だと考えている」
と述べていた。

https://news.careerconnection.jp/?p=70112