https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190413/k10011882921000.html

北朝鮮 新型潜水艦の建造継続か 米研究グループ
2019年4月13日 10時34分北朝鮮情勢

北朝鮮の動向を分析しているアメリカの研究グループは、最新の衛星写真から北朝鮮が弾道ミサイルを搭載できる新型の潜水艦の建造を継続している可能性があるという分析結果を明らかにしました。

アメリカの研究グループ「38ノース」は12日、北朝鮮東部のシンポ(新浦)にある海軍の造船所の衛星写真の分析結果を明らかにしました。

この造船所では、これまでの分析で3年前からSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを搭載できる新型の潜水艦の建造が始まったとみられています。

38ノースによりますと、先月23日に撮影された写真で確認された潜水艦の船体に使われるとみられる形の物体が今月5日にはなくなっていることから、現在も北朝鮮が潜水艦の建造を継続している可能性があるということです。

また、今月11日に撮影された写真からは、実験用の潜水艦の付近に水上に浮かべたクレーンの姿も確認できるとしています。

物別れに終わった2回目の米朝首脳会談以降、北朝鮮ではミサイル発射場が運用可能な状態にまで復旧される動きも確認されていて、米朝間の対話が停滞する中、北朝鮮がミサイル関連の開発を続けていることをうかがわせています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190413/K10011882921_1904131029_1904131034_01_02.jpg