Q 申し込む前にすることは? A まず大会組織委員会のホームページで「TOKYO 2020 ID」に登録しよう。メールアドレスや住所、氏名、生年月日、電話番号を登録し、IDを取得する。電話番号は登録者それぞれ1つ必要で、家庭の固定電話1台で家族全員がID登録することはできない。IDは1人につき1つ。複数作成したことが発覚すると、申し込みできなくなる恐れがある。 Q どうやって申し込む A 販売専用サイトがオープンしているが、実際に受け付けるのは5月9日午前10時から同28日午後11時59分まで。観戦したい競技種目や日時、席種と枚数を選ぶ。演出が注目される開閉会式や、日本のメダル獲得が期待される競泳などは希望者が殺到しそうで、抽選で当選者が決まる。申し込みの順番が当選確率に影響することはないので、慌てて申し込む必要はない。 Q チケットの種類、価格は A 9日から受け付けるのは「一般チケット」と「車いすユーザーチケット」、「東京2020みんなで応援チケット」の3種類。応援チケットは12歳以下の子供か、60歳以上のシニア、障害者が1人以上いる家族やグループを対象に価格を抑えて販売する。 チケットは半分以上が8000円以下で購入できる。ただ開会式は最高で30万円、男子陸上100メートル決勝を観戦できるチケットも最高13万円と、高価なものも目立つ。一般チケットで最も高いのはA席で、種目によってはE席まで5段階ある。 チケットは種目の開催日や時間帯ごとに販売され、それぞれ最大2〜8枚まで購入できる。例えば一般、車いす利用者向けで開閉会式なら2枚、メダルが決まる試合なら4枚といった具合だ。複数種目を希望する場合、当選すれば最大30枚まで購入できる。
Q 当選したらどんな手続きが必要? A 抽選結果は6月20日に発表され、販売サイトで確認できる。キャンセルは認められず、全て買い取ることが前提だ。 購入手続きは7月2日午後11時59分までに終えなくてはならない。販売サイトで現金かクレジットカードのどちらで支払うかを選択。クレジットカードは大会スポンサーのVISAカードのみが有効で、現金ならコンビニ窓口での支払いになる。いずれも当選分の全額を一括で支払う。総額が30万円以上の場合はカード支払いのみになる。 Q チケットは他人に譲ることはできるの? A 手続きの際、観戦予定者の氏名もサイト上で登録するため、ほかの人がチケットを使うことはできない。不正転売を防ぐため、来場時には身分証の持参が必要だ。購入後に都合が悪くなって観戦できなくなった場合、来春に組織委が開設する転売サイトで定価で販売できる。
Q 海外から購入したいのだが A 今回は日本国内在住の人が対象で、海外からは手続きができない。当選しても、その後に海外にいて購入手続きができないとチケットを手に入れられなくなるので注意が必要だ。海外在住の場合、各国のオリンピック委員会などを通じて購入することができる。 Q チケットの受け取り方は A 紙のチケットを配送で受け取ることも、自宅でプリントアウトすることもできる。スマートフォンやタブレット端末でQRコードつきの電子チケットとしても受け取れる。未完成の会場もあり、詳細な座席位置を確定できないため、発行は来春以降の見通しだ。 売れ残った分などについては今秋に先着順で販売される。組織委はさらに、来春以降に都内で販売所を設けるなどして追加販売も行う予定だ。